特集達人の発酵調味料レシピ

ぺんぎんあいりさんの 「もろみ花椒パスタ」[第1回]

ぺんぎんあいりさん
石垣島で「辺銀食堂」「石垣ペンギン」を経営。「辺銀食堂の石垣島ラー油」には全国に熱烈なファンがいる。

「もろみ花椒」はアイデア広がる調味料

 

 「バタートーストに、『もろみ花椒』を薄~く塗って、焼き海苔をあぶったのをのせて食べてみて! おいしすぎてデンジャラスフードよ(笑)」
そんな目からウロコのアイデアが、次から次へと飛び出すぺんぎんあいりさん。さすがは「辺銀食堂の石垣島ラー油」(通称「石ラー」)の生みの親です。

 

今回はあいりさんに教えてもらった「もろみ花椒」を使ったオリジナルレシピを2回に分けてご紹介します。どれも簡単なのに、何度も作りたくなるおいしさです。

まずは「もろみ花椒パスタ」から。

 材料は豚ひき(牛、鶏、合挽きでも可)、ヒマワリの種(またはお好みのナッツ)、万能ねぎ、パスタ、もろみ花椒、油、塩。

1)豚ひき肉200gを大さじ1の油をひいたフライパンで焼く。あまり崩さず、両面に焼き色がつくまであまりいじらない。良い焦げ目がついてきたら、木ベラでポロポロになるまで炒める。

2)ゆで上がったパスタを合わせる。

3)「もろみ花椒」大さじ1弱を加え、全体に行き渡ったら火を止める。「もろみ花椒」の量はお好みで加減してください。

4)万能ネギを加えてひと混ぜ。

5)器に盛りつけたら、煎りたてのヒマワリの種を散らす。

 ヒマワリの種の香ばしさと「もろみ花椒」が絶妙のマッチング。香ばしく焼き付けてからポロポロにする、豚ひき肉の炒め方がポイントです。ヒマワリの種はくるみやピーナッツなど、お好みのナッツで代用できますが、いずれも無塩のものをお使いください。

次回はぺんぎんあいりさんの「もろみ花椒」レシピ第2回をお届けします。

文/奥谷裕子 写真/原田教正

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