そもそもしょうゆはどのようにつくられるのでしょうか。
まず原料の大豆は蒸し、小麦は炒って砕き、両者を混ぜます。そこへ麹菌を加え、しょうゆ麹をつくります。麹菌はカビの一種なので高温多湿に保ち、約40時間をかけて麹菌を大量に繁殖させます。
こうしてできあがったしょうゆ麹と、食塩水とを混ぜ合わせたものが「しょうゆもろみ」。これを約半年間、タンクで発酵・熟成させます。はじめは色が淡く、原料の粒が目立っていますが、発酵がすすむにつれてとろりとして色も濃くなり、熟成に入る頃にはしょうゆらしい味・色・香りを呈するようになります。