腸活ごはん ~玄米と発酵食品|3 大腸のはたらき

大腸は、「便=うんちをつくる」

大腸のはらたきを見ていきましょう。大腸は、「便=うんちをつくる」、「水分やミネラルを吸収する」「未消化の栄養素を分解する」3つの役割があります。

 

 大腸は、直径が6cm、長さが1.5mあり、おなかの外側を時計回りで四角に囲むような形です。

 

まず、小腸で吸収されなかった食物繊維(しょくもつせんい)や食べ物の残りかすが大腸に届きます。

 

1.5mある大腸の前半では、残りの栄養を吸収します。また、食物繊維をエサにして、腸内細菌が活動します。

 

大腸には、腸内フローラ(お花畑)と言って腸内細菌がたくさん住んでいます。

 

私たちの食べた物によって、腸にどんな花が咲くか?決まるのです。

 後半では、食べ物の残りかすで便がつくられます。

 

便をつくって運ぶには2種類の食物繊維が必要です。

便を形づくるのは、不溶性(ふようせい)の食物繊維

まず、便を形づくるのは水に溶けない、不溶性(ふようせい)の食物繊維です。

 

これは、玄米、大豆、きのこ、いも、キャベツなどに含まれています。

 

 不溶性の食物繊維は、腸内の病原菌など、悪いものをホウキのように外にはきだす役割もあります。

 

そして形になった便が、大腸のぜん動運動で外に向かって運ばれるときに、水に溶ける水溶性(すいようせい)の食物繊維が腸の内側のすべりを良くします。 

 

 

腸内のすべりを良くして、善玉菌のエサになる、水溶性(すいようせい)の食物繊維

水溶性の食物繊維は、ねばねばになる、わかめや昆布などの海藻、なめこ、らっきょう、大麦、りんごなどに含まれています。

 

 

これは、意識して食べないとなかなか摂れません。しかし、不溶性と水溶性の両方をもつ食べ物もあります。

 

ごぼう、納豆、キウイフルーツなどです。

 

水溶性食物繊維は、腸内のすべりを良くしてからからだの外に便が出るのを手助けしています。

 

2つの食物繊維をしっかり摂ることで、大腸が便をつくり、余分な糖質、脂質、悪玉菌がつくる毒素を出してくれるのです。

 

また水溶性食物繊維は、善玉菌のえさになって腸内環境を良くする大切な役割があります。

 

便(うんち)は何から出来ている?

うんちの80%は水分です。

のこり20%のそれぞれ1/3は

 

・食べかす

・活動を終えた腸内細菌

・小腸の内壁(粘膜)

 

から出来ています。

 

腸活をすると、食物繊維や増えて活動を終えた腸内細菌で、便も大きくなります!

なぜ、くさいおならが出るときがあるのか?

肉食やラーメンなど脂っこいものが続くと、小腸では消化しきれずに、大腸までたんぱく質や脂質が届きます。

 

これが悪玉菌のエサになって、分解するときにくさいにおいを出します。いわゆる腐敗臭ですね。

 

少量でもとてもくさい、インドール、スカトール、フェノールなどの有害物質です。

 

このくさい有害物質は、血液にのってからだのすみずみまで運ばれます。

考えただけでぞっとしますね。

 

いっぽう、小腸で消化されない水溶性食物繊維やオリゴ糖などは、大腸で善玉菌のエサになります。

 

大腸に、悪玉菌のエサをおくるか?善玉菌のエサをおくるか?

 

私たちが何を食べるかで決まります。

 

参考文献

「毒出しごはん」 青江誠一郎

「腸を鍛える」 光岡知足