腸内細菌には、「健康を維持するはたらき」と「病気を引き起こすはたらき」があります。
健康を維持する有用性の腸内細菌は、ビタミン合成、消化吸収、感染防御、免疫刺激をします。
一方、有害性の腸内細菌は、腸内腐敗、細菌毒素、発がん物質を産生します。
そして、病原性の腸内細菌もあります。
しかし、ひとつの腸内細菌はいくつかの働きをします。例えば、悪玉菌の一つである大腸菌は、有用性、有害性、病原性の3つのはたらきをするのです。
腸内細菌が、こころとからだの健康をつかさどる、司令塔のような役割をしているのです。
私たちのおなかには、1000種類 重さにして1.5kgほどの腸内細菌がともにバランスをとりあって暮らしています。
健康になるのも、不健康になるのも、日々の食事に何を食べるか?
からだやこころをどうケアするか?を考えて腸活したいですね。
参考文献 「腸を鍛える」 光岡知足 腸内フローラと宿主のかかわりあい仮説より