大腸は、「水分やミネラルを吸収する」「未消化の栄養素を腸内細菌が分解する」「便=うんちをつくる」3つの役割があります。
大腸は、直径が6cm、長さが1.5mあり、おなかの外側を時計回りで四角に囲むような形です。
大腸には、腸内フローラ(お花畑)と言って腸内細菌がたくさん住んでいます。その腸内細菌は、1000種類・100兆個・およそ1.5kgの重さがあります。
腸に500mlペットボトル3本分の重さの腸内細菌がいるなんて、すごいですね。からだに大きな影響を及ぼすのも納得できます。
小腸で吸収されなかった食物繊維(しょくもつせんい)や食べ物の残りかすが大腸に届きます。
大腸の前半では、「食物繊維」「オリゴ糖」が善玉菌のえさに、「たんぱく質」「脂質」が悪玉菌のえさになって、腸内細菌は活動します。
私たちの食べた物によって、腸にどんな花が咲くか?決まるのです。
そして大腸の後半では、食べ物の残りかすをもとに便がつくられます。
便をつくって運ぶには2種類の食物繊維が必要です。