血圧とは、心臓が血液をからだに送るときに、血液が血管のかべを押す圧力のことです。血液の量と血液の流れにくさをはかっています。塩分をとりすぎると、からだの中でナトリウムの濃度を保つために血液の量が増えます。そのため血管に圧力がかかり、血圧が高くなります。
また、年齢が高くなると、血管がかたくなってきてしまい血液が流れにくくなります。それ以外にもストレスやたばこ、お酒によって血管がぎゅっと細くなり、血圧が高くなってしまいます。血圧が高い状態をそのままにすると、血管がぼろぼろになり、心臓や脳にかかわる大きな病気につながりやすくなります。そのため、血圧をコントロールすることがとても大切です。
血圧をコントロールする方法を4つ紹介します。
1. 体重を減らす
BMIが25以上の方は、ダイエットからスタートしましょう。ダイエットをすることで食事の内容が見直されて、塩分も 減らすことが できます。
2. 内臓脂肪に 気をつける
太っていなくても内臓脂肪が多い場合は、血圧が高くなりやすいです。脂質や炭水化物の量を見直して、筋肉をつけましょう。
3. 運動する
有酸素運動をすると血圧が下がります。ウォーキングなどの軽い運動を、毎日少しずつ続けてみましょう。
4. 塩分を減らす
塩分を減らすと、からだの中のナトリウムの濃度がおちついて、血圧が下がります。塩分の量は、男性で1日7.5g未満、女性で6.5g未満を目安にしましょう。
毎日の生活習慣をふりかえり、食生活をケアしながら 血圧を気遣って過ごしましょう。
<参考文献>・津下一代:「自分に合った血圧コントロールの見つけ方」『栄養と料理』、2022年 第88巻 第2号、p.7-10
【執筆・監修/Eatreat管理栄養士 宮﨑 奈津季】管理栄養士、薬膳コーディネーター 介護食品メーカーで営業を2年間従事した後、独立。料理動画撮影やレシピ開発、商品開発、ダイエットアプリの監修、栄養価計算などの経験あり。 現在は、特定保健指導、記事執筆・監修をメインに活動中。
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