特集香りふくらむ日本のうまみだし

料理家 𠮷田麻子さんの提案[第2回]

発酵食品であるかつお枯節をはじめ、6種類の素材を合わせた「香りふくらむ日本のうまみだし」。大阪で、ていねいな和食を伝える料理家に、使い方のヒントを教えてもらいました。

𠮷田麻子さん

 

料理家。大阪と東京「𠮷田麻子料理教室」を主宰。確かな技術に基づいた日本料理に定評があり、『ちゃんとおぼえたい和食』(秀和システム/2018年料理レシピ本大賞)が話題に。『一肉一菜おかず』(秀和システム)が2019年料理レシピ本大賞に連続入賞。

 

だしのうまみはツナとも相性抜群 和洋折衷パスタのできあがり

地元大阪だけでなく、東京でも定期的に料理教室を開催している𠮷田麻子さん。教えるのは季節の和食が主ですが、ちょっと工夫を凝らした和洋折衷の料理も生徒さんには人気だそう。特に、和のテイストで作るカレーやシチュー、パスタといった定番は、気軽なおもてなしにも喜ばれるので、いつ取り上げても人気が高いと言います。

 

お気に入りのしょうゆもろみを使ったパスタを作っていただくと、「香りふくらむ日本のうまみだしのだしがらも合わせてみては?」とアイデアが。ツナと合わせることで、ミートソースならぬ、美味しいフィッシュソースになりました。

 

「香りふくらむ日本のうまみだしには、発酵食品であるかつお枯節はじめとする5種の魚介と昆布がブレンドされています。複雑なうまみがツナとよく絡んで、『これ一体なあに?』と生徒さんにも大好評なんですよ」

 

パルメザンチーズと黒こしょうをたっぷりふれば、ワインにも合う大人の味わいに。ぜひお試しください。

もろみとだしのパスタ

材料(2人分)

しょうゆもろみ
大さじlと2/3
「香りふくらむ日本のうまみだし」のだしがら
1袋分
スパゲッティ
160g
エキストラバージンオリーブオイル
大さじlと2/3
パルメザンチーズ(または粉チーズ)
適量
ツナ缶(フレーク)
1缶(75g)
粗挽き黒こしょう
適量

つくり方

鍋にたっぷりの湯を沸かし、袋の表示通りに塩(材料外)を加えてスパゲッティをゆでる。

ゆで上がったら、ゆで汁を少々取り分け、スパゲッティをざるに上げて湯を切る。ボウルに入れてエキストラバージンオリーブオイル、「しょうゆもろみ」、「香りふくらむ日本のうまみだし」のだしがら、油を軽く切ったツナを加えて混ぜ、くっつくようならゆで汁を加えてなじませる。

器に盛り付け、おろしたパルメザンチーズと粗挽き黒こしょうをふる。

おいしさのヒント

だしがらを活用してツナ缶を加え、和洋折衷のそぼろ状パスタソースにします。たっぷりのパルメザンチーズと、ピリリと効かせる黒こしょうがアクセントに。

文/𠮷田佳代 写真/竹内章雄 器/工芸店ようび

 

 

次回は𠮷田麻子さんの「サクサクしょうゆアーモンド」「白ごまもろみ」でつくる小鉢のレシピをお届けします。

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