特集香りふくらむ日本のうまみだし

うるめ節の産地・ 牛深の名店としょうゆもろみの出会い[第3回]

牛深の魚を知り尽くした名店に 発酵調味料を使ってもらいました

うるめ節やさば節、いわし節の生産が盛んな熊本県牛深市。東シナ海に面し、豊かな漁場とリアス式海岸という地形に恵まれた、熊本県下最大の漁港です。だしパック「香りふくらむ日本のうまみだし」の材料のうるめ節もここでつくられています。

 

その牛深の地魚をふるまうお店「佐々木」さんで、キッコーマンこころダイニングの発酵調味料を使った料理をつくっていただきました。だしやみりんとの合わせ技で、手軽においしくいただけるヒントがいっぱいです。ぜひ、いつものお魚料理に生かしてください。

あじとうにのなめろう

細かく刻んだあじに、うに、あおさを加えて混ぜ、『しょうゆもろみ』であえます。一般的な「しょうが、青じそ、みそ」の代わりに、あおさ、うにと『しょうゆもろみ』を使うところがポイント。具材の持ち味がきれいにまとまります。

くろいおの白子のから揚げ

くろいおは、別名めじな。5月頃のくろいおは鯛にも勝るとされ、白子もやわらかくてクセがありません。代用するなら鯛の白子がよいでしょう。から揚げにした白子を器にとり、『白ごまもろみ』を八方だしでのばしてかけ、あおさとおろししょうがをのせます。

えそのしんじょ揚げ

えそは高級かまぼこの原料として知られる魚。ここではすり身を揚げて、程よい弾力のある食感と上品なうま味を楽しみます。『しょうゆもろみ』にみりんを加えた甘辛いたれをかけ、刻みねぎをあしらいました。

きびなごのだし茶漬け

九州自慢の魚、きびなご。きれいに開いた刺身は食卓の華です。『白ごまもろみ』と白ごま、みりん、そしてしょうがを効かせたたれをからめ、あつあつのごはんの上に。お椀のだしは、昆布だしを牛深の塩と白だしでととのえたもの。薬味にはわさびとしょうが、ねぎを添えます。

協力/佐々木

天草市牛深町3460-1

TEL 0969-77-8280

 

 

 

文/吉川優子 写真/越田 昇

 

 

次回は「香りふくらむ日本のうまみだし」かつお枯節の産地、枕崎で作ってもらった「かつお」料理をご紹介します。

 

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