生産者の小川さんに、牛深の節づくりを教えていただきました。
一日目。頭と内臓を除いた魚(うるめは除かずにそのまま)をせいろ(平たい木製のかご。重ねて使います)に並べ、海水で煮沸し、乾燥室へ入れます。ここには魚の種類にもよりますが、12時間から2日ほど置きます。
次に燻製室へ。この燻製室は二階建てで、魚は二階へ入れ、一階で薪を焚いて下から燻します。1日かけてそれを終えたら、別の燻製室へとせいろを移動。こちらは燻製室の横で薪を焚き、煙と熱を風で送り込む構造です。先の二階建て燻製室は“牛深式”、後は“焼津式”と呼ばれ、前者は香りと色づけに、後者は身を締める働きがあるといいます。