たんぱく質を摂るときに注意したいポイントは、いろんな種類を組み合わせることです。
それは、お肉中心に摂ると胃で消化しきれずに残ったたんぱく質が大腸で悪玉菌のえさになるからです。
腸内環境が悪くなると、細胞への栄養素の供給にも影響が出てきます。
お肉に魚、卵、大豆などを組み合わせて食べましょう。
納豆やみそ汁、しょうゆなど大豆たんぱくが原料の発酵食品をうまく取り入れることで、腸内環境にも良く一石二鳥の食事になります。
おやつに甘納豆などを摂るのも良いですね。
肌や髪の細胞に必要な栄養を体内に吸収するのは、小腸です。
私たちが食べたものは、胃で消化されて小腸まで到達します。
小腸は、大人で直径3cmの丸い管で長さは6mほどあります。 心臓や胃と違って、おなかの中で動けるように固定されていません。
栄養素を取り込むため、とても大きな表面積があります。 なんと、広げるとテニスコート1面くらいの大きさがあるといわれています。
中は柔らかいじゅうたんのような、突起(とっき)のある小さなひだの形をしています。
小腸が動くことで、食べ物を運びながら、酵素を含んだ小腸液で細かく分解します。
食べ物は、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素に分解されます。
この栄養素を、小腸内側のひだがキャッチして、血管の血液に入っていくのです。
私たちが生きるための栄養素は、小腸から血液にのって、からだ全身に運ばれます。小腸では、食べ物の90%が消化、吸収されます。
まさに小腸は、からだの栄養の取り込み口なのです。
もちろん何を食べるか?は大切ですが、栄養を吸収する小腸の健康状態が大切なのです。