幸せホルモンをつくるためには、腸内環境をととのえることが大切です。
なぜなら、幸せホルモンセロトニンの材料となるビタミンM(葉酸)、鉄、ビタミンB3(ナイアシン)は、腸内細菌がつくるからです。
それではこれから腸内環境をととのえるために、おすすめの腸活ごはんをお伝えします。
善玉菌を増やすためには、善玉菌のエサとなるものを食べることが大切です。
善玉菌のエサ、それは水溶性の食物繊維です。
食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、水溶性は水に溶けて柔らかくなるタイプの食物繊維です。
きのこや海藻、大豆、フルーツなどに含まれていますが、特にたくさん含まれているのがもち麦です。
もち麦には、水溶性食物繊維4.3グラム、不溶性食物繊維3.6グラム、合わせて7.9グラムの食物繊維が含まれています。
これは他の穀物や野菜と比べてもダントツに多い量になります。
中でももち麦のエース品種キラリモチは、水溶性食物繊維が10.1グラム含まれています。
また、キラリモチはにおいも少なく甘い味わいなので、白米と一緒に炊くととてもおいしいです。
腸活ごはんで、1番取り入れやすいのは主食を変えることです。
いつもの白米やパンから、玄米やもち麦をミックスしたごはんに変えることで、習慣的に続けられます。
玄米はからだに良いので始める人が多いのですが、100%玄米で炊いてしまうと硬くて美味しくない、玄米のにおいが苦手という理由で続かないことがよくあります。
そこでおすすめするのはいつもの白米に玄米ともち麦をミックスして炊く方法です。
始めは、白米2合:玄米1合:もち麦1合の割合で、慣れてきたら白米1合:玄米1合:もち麦1合で食べると美味しく続けられます。
あなたも、玄米もち麦ミックスごはんで、毎日水溶性食物繊維をとり、善玉菌を増やして腸内環境をととのえませんか?
善玉菌が増えることで、幸せホルモンセロトニンの材料もよりたくさんつくられます。
参考文献 樺沢紫苑「3つの幸福」