夏バテのイメージ

夏バテ予防のためにできる3つの対策

この季節によく聞く「夏バテ」ですが、どんな症状かご存じですか?夏バテとは、高温・多湿時に起こる体調不良のことです。症状としては、めまいや頭痛、倦怠感、吐き気などがあります。気温が高いときだけではなく、湿度が高いときや日差しが強いとき、風がないときや急に暑くなった時などでも起こりやすくなります。

 

冷房を使うときは、室内と外の気温差にも注意しましょう。また気候だけでなく、水分不足、睡眠不足、運動不足などの生活習慣によっても夏バテになりやすくなります。生活リズムをととのえ、こまめな水分補給や適度な運動が大切です。

【対策1】こまめに水分を摂る

水分をとるイメージ

「のどが渇いた」と感じる前に水分補給をすることが大切です。ただし、冷たい飲み物をたくさん飲むと、からだが冷えて胃腸のはたらきが弱まるので注意しましょう。

【対策2】しっかり睡眠を取る

睡眠をとるイメージ

暑さでダメージを受けたからだを回復するためにしっかりと睡眠を取りましょう。寝ている時もエアコンをうまく使い、寝具は吸水性のあるものや肌触りのいいものを使うのがおすすめです。

【対策3】冷房の設定温度を28℃付近にする

冷房を28度に設定イメージ

冷房の設定温度を下げすぎると、外気との気温差が大きくなります。私たちのからだは気温に応じて順応します。そのため、気温差が大きいとからだに負担がかかり、体調を崩しやすくなるため注意しましょう。

【執筆・監修/Eatreat管理栄養士 矢崎海里】
参考文献 ●国立障がい者リハビリテーションセンター:「夏バテ」対策のススメ!、http://www.rehab.go.jp/rehanews/japanese/webnews/201209/news_201209_2.html、(閲覧日:2023年7月5日)
●髙橋圭,関豪:「食事・栄養と運動による熱中症の予防」『名古屋文理大学紀要』、2022年 第22号、p.86-88 https://www.jstage.jst.go.jp/article/nbukiyou/22/0/22_KJD2022022085090/_pdf/-char/ja ●農林水産省:「夏バテを防止するには?」https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/wagohan/articles/2207/spe7_01.html(閲覧日:2023年7月5日)