血圧を思いやる食だより運動と食事で血糖値を正常に保つ

発酵食品や食物繊維を取り入れて、腸から健康に。[第4回]

糖質や脂質の多い食事、食物繊維の不足は、腸内環境のバランスが乱れて肥満や糖尿病の原因になります。 近年、食物繊維や発酵食品に含まれる乳酸菌が、糖尿病や肥満と関わっているこ とが分かってきました。

 

腸内環境をととのえるためには、発酵食品や食物繊維を多く含む食品を継続して取り入れることが大切です。 みそや納豆、漬物などの発酵食品や、野菜、きのこ、海藻、玄米やもち麦などをまぜたご飯がおすすめですよ。腸をととのえるだけでなく、食後の血糖値が上がるのをゆるやかにする効果も期待できます。

 

今回ご紹介した食品を上手に取り入れて、血糖値をコントロールしながら健康に過ごしましょう。

 

次回は「発酵食品や食物繊維を含む食品を取り入れて腸から健康を保つポイント」についてお話しします、 お楽しみに!

健康的な食事のイメージ

【血糖値を正常に保つためにできること ~運動編~】

今回は血糖値を正常に保つために、運動で気をつけるポイントを紹介していきます。

. 有酸素運動で内臓脂肪を減らす!

ランニングする女性

内臓脂肪が多いと、インスリンがはたらかず血糖値が上がる原因になります。ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動は、内臓脂肪を減らして、インスリンのはたらきを高めることができますよ。

. 筋肉を増やしてインスリンの効果を高める!

トレーニングする女性

全身の筋肉を使った筋力トレーニングは、インスリンの効果を高めて、血糖値を下げることができます。インスリンのはたらきだけでなく、運動により消費するエネルギーが増え、高血糖の改善にもつながります。

【まとめ】

ウォーキングする女性

 

ウォーキングやジョギングなど、 無理なく毎日取り入れられるものを続けていきましょう。

【執筆・監修/Eatreat管理栄養士 矢崎 海里】 参考文献 ●厚生労働省:「血糖値」、e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-085.html、閲覧日:2023年4月3日)●厚生労働省:「定期的に振り返る血糖(糖尿病)」、SMART LIFE PROJECT(https://www.smartlife.mhlw.go.jp/event/disease/diabetes/、閲覧日:2023年4月3日) ●小林弘幸:「あなたを守るかむリズム」、サンマーク出版、(2020年)・国立研究開発法人 国立国際医療研究センター国:「糖尿病の運動のはなし」、国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター(https://dmic.ncgm.go.jp/content/040_040_03.pdf、閲覧日:2023年4月3日) ●茶谷良和:「腸活ごはんでしあわせに 腸活のきほんを学ぼう」、p.28、55・厚生労働省:「糖尿病の食事」、e-ヘルスケアネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-004.html、閲覧日:2023年4月10日)