私たちのしょうゆ造りは 江戸川と利根川に挟まれた地、野田からはじまりました 水運に恵まれた野田から届くこいくちしょうゆは人々に愛され 幕府の御用命や「最上醤油」に指定されるなど あくなき品質へのこだわりを貫き、江戸の食文化を支えました そして、“最高品質を届け続ける”という誓いを込め そのロゴに「天下一品」の四文字を添えるようになります 一九一七年、創業八家が合同し、前身である「野田醤油」を設立 時代は変わっても、私たちはこの誓いを受け継ぎ 今もなおしょうゆ造りと向き合い続けています
最高品質を届け続ける、という誓い
大豆、小麦、塩のみの混ぜ物なし。私たちは本醸造にこだわり続けてきました。 原材料の高騰などの時代背景から本醸造が非効率といわれた時代もありました。 それでも、おいしさのスタンダードを守り続けるために、たゆまぬ技術の希求によって、本醸造に回帰いたしました。 私たちはこれからも、守るべき“生粋の味”をお届けしていきます。
二百もの銘柄を生み出した匠の技
「一年諸味は香りよし、二年諸味は味よし、三年諸味は色よし」。これは、キッコーマンにつたわる言葉です。 江戸期、問屋の要望にひとつひとつ応えるために、熟成期間で異なる特徴をもつ諸味を最適にブレンドし、 用途や味の好みに合わせたしょうゆをつくり出していきました。 「野田醤油」設立時、その総数は200を超えたといいます。 同じように見えるしょうゆも、実は、手に取られる情景を浮かべながら、ひとつひとつの答を追求した成果なのです。
食文化の可能性をひらく
すし、天ぷら、うなぎ、そば。 江戸の味はしょうゆで花開いたと言われるほど人々に親しまれ、食文化を彩っていました。 時代は下り、開国間もない一八七三年のウィーン万国博への出展を端緒に、 キッコーマンは海外に和の味を発信し、現在は世界100カ国以上で愛されるようになりました。 江戸の味から、日本の、そして世界の食文化へ。 私たちはこれからも、しょうゆと食文化の可能性をひらいていきます。